第二次ティアマト会戦

--本シナリオはテスト版です-
外伝第四巻「螺旋迷宮」の回想で描写された730年マフィアの最後の戦いです。

<シナリオ>

<指揮官能力シート>

<指揮官ユニットシート>

<艦艇ユニットシート>
 シートは余剰分を含んでいます。必要分を使用してください。


<更新履歴>
2023/05/23 シナリオをv1.8に更新 
      指揮官ユニットシートをv1.2に更新
      艦艇ユニットシート 「1_帝国艦隊」「3_コープ_カイト艦隊 全」をv1.2に更新

<テスト版のデザインノート>
・730年マフィアについて
730年マフィアの強さとは何でしょうか?
アッシュビーの統率力や個人の資質だけであれば優秀な人材で替えが利くはずです。
730年マフィアの強さは同期の仲間による結束力、阿吽の呼吸といったようなものであると考え、ローザスのチットをメンバー全員で使用可能としました。
またメンバーの死傷によって彼らの自信は喪失し、その力は失われるものとしました。

・総司令官ルールについて
ツィーテンはコーゼルとシュタイエルマルクには命令を出すことが出来ません。
ルール上の制限が無ければ、優秀なこの二人に命令が集中するでしょう。
しかし貴族と対立するこの二人の立場からすると不自然なので使用禁止としました。

一方の同盟軍も前半の苦戦と後半の圧倒的な反撃を表すための、アッシュビーが登場するまで命令は使用禁止としました。

・ミュッケンベルガーとベルティーニ
ミュッケンベルガーは史実(原作)では強引な攻撃を行い早々に戦死してしまいます。
突撃隊形だとプレイヤーが隊形を解除できるので強行突撃隊形にしてしまいました。
その代わり復讐の執念を表すため、本シナリオ限定として「C」能力を付加しました。

ベルティーニの不調は序盤同盟が苦戦する要因の一つですが、チットを減らすとか艦隊指揮力を下げると影響が大きすぎることと、このシナリオにしか登場しないベルティーニをある程度活躍させたいという思いから移動力1減少にとどめました。

・繞回運動とアッシュビーの登場
この会戦を表現するために必要なルールですが、プレイヤーにやらされ感が生じないように選択の余地を残しました。
また双方がルールをどのように使うかで駆け引きの要素を狙いました。

・アッシュビーの命数
非常に悩んだルールです。私はこの会戦はアッシュビーの死により実質的に引き分けになったと考えています。
アッシュビーが死なないとワンサイドのゲームとなり帝国軍は面白くないでしょう。
しかし登場して早々に死亡しても消化不良となるので、ある程度運の要素も加えつつ死を予定されたものとしました。
アッシュビューの強さは総司令としての命令能力も含めると非常に強烈ですが、登場と同時に時間とのレースが始まります。
総司令官の死により勝利ランクが下がるため、同盟軍プレイヤーが勝利するためには大勝利の条件を満たすか、ツィーテンを除去する必要があります。
一方帝国軍は引き分けの条件を満たし、アッシュビーが死亡すれば勝利できます。

・指揮官の能力
銀英伝本編の時代ではラインハルトやヤンとその部下は異常に突出した存在で、平均的な指揮官の能力は437~447位だと思います。
それに対しこの時代はまだ両国とも軍事体制は健全だったと考え、平均として557程度を想定しました。
帝国軍はアッシュビー討伐のため優秀な人材を集めていますのでそれよりさらに高め、730年マフィアはさらに優秀ですがその本質は結束力にあると考え、個々の能力は強くなり過ぎないようにしました。
また全体的に既存の指揮官に似たような能力はなるべく避け、一長一短があって強さの序列が単純に決まらないようにしました。

<アッシュビー>
ラインハルトやヤンに準ずる天才としてチット4枚にしました。また攻撃はベルティーニが、防御はファンが最強と考え、7を上限としました。
<ジャスパー>
2勝と1敗を繰り返すと聞いてファーレンハイトの名が浮かんだのでそのままとしました。
<ウォーリック>
チームのNo.2と言える実力、されど突出したところは無く一流というにはやや物足りない印象にしました。
<ファン>
前から478という指揮官を作りたかったのですが、防御力はアッシュビー以上と考えさらに偏った488にしました。
<ベルティーニ>
ビッテンフェルトが騎兵ならベルティーニは重装歩兵、下士官的な献身という記述から旧日本軍やソ連の歩兵突撃をイメージしました。
<コープ>
追撃が得意な指揮官という事でユニットは高速タイプのみ、敵戦力を確実に削り取るためS能力を加えました。(追加ルール集の「S」集中射撃の制限ルールを推奨します)
<ローザス>
730年マフィア全体のいずれか一人を行動可能にする参謀チットとして機能します。

<ツィーテン>
後方タイプの軍人で戦闘は得意でないイメージがあり、反面指揮官としての統率は優秀であるとして指揮範囲を広くして遠くまで命令が出せるようにしました。
<シュリーター>
OVAの印象から地味ながら忍耐強く戦線を支えられるイメージにしました。
<コーゼル>
歴戦の軍人である一方、勝利と敗北を重ねて‥‥という記述があったので、基本的に攻撃タイプでありつつでやや防御力強めの指揮官としました。
<ミュッケンベルガー>
水準以上の軍人という記述があったのと激しやすい性格から647にしました。
<シュタイエルマルク>
この時代の帝国軍で最高の能力を持つ軍人と思われますのでミュラーの攻撃と防御を入れ替えたような攻撃型の能力にしました。
<カルテンボルン>
攻撃力は優秀なれど統率にやや難がありそうという事で657という能力にしました。
<カイト>
カルテンボルンと逆に防御タイプの指揮官として467にしました。
<パルヒヴィッツ>
作中での能力は不明なのですが547とすることでカイトの攻撃力の低さをフォローする能力にしました。
常にカイトとスタックさせ自分のチットはキャンセルするような使い方になると思います。

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